利上げ予測が加熱

[2015年11月26日]

金価格はテクニカル調整へ

(GOLD 金先物)

10月に1200の関所を突破できず、その後金価格は1割近く暴落し、今年の最安値を更新した。金相場は現在低水準から反発するものの、取引高は大幅な突破となっておらず、テクニカル分析上ではRSI割安ゾーンからの調整が見られる。

米国株先行き徐々に明確に

(SPX スタンダード＆プアーズ500指数)

米FRBが12月に利上げの予測報道が過熱し、市場では利上げへの懸念材料も消化を始め、ここ数日の米国株は下げ止まりから反発へ転じた。米スタンダード＆プアーズ500指数は現在安定して移動平均線上を推移しており、短期見通しで株式市場に変動が続く可能性があるものの、長期線では再上昇のトレンドが見込める。

フロンティア市場の下落抵抗能力は有限か

(FM iシェアーズ MSCI フロンティア 100)

一度は投資熱が高まったフロンティア市場だが、今年はさらに好成績とはいかず。指数は5月から暴落し、最高値からは一度2割近く下落した。指数の変動性が高い事を反映しており、この種の市場への投資は非常に高い危険性に直面する可能性がある。