米国株相場、8月は静まり返る

[2016年8月30日]

ダウ平均は20日線割りこむ

（INDU NYダウ平均株価指数）

ダウ平均の8月は高値水準で調整を繰り返し、上昇・下落幅は基本的にいずれも1%を超えず。テクニカル分析上、指数は24日に20日平均線に触るも反発がみられず、翌25日も小幅下落が続いて20日線を割りこんだ。MACDでも売りサインが見られ、続落する可能性ありと予想、下値支持線は50日線に。

ハンセン指数は短期で23000にレジスタンス

（HSI 香港ハンセン指数）

多くの上場企業の業績悪化が足かせとなり、ハンセン指数は15日の週に23000ポイントの関所を突破後に下落、翌22日の週はひたすら23000ポイントの下で調整基調に。テクニカル分析上、23000ポイントが重要抵抗線となり、もしこの先安定した相場を維持できれば上昇の可能性がある。しかしもし22500ポイントの支持線を割りこめば、続落の動きになると予想。

原油先物は50ドルの突破難しいか

（WTIC原油先物）

原油先物は先週50ドル付近まで反発した後にレジスタンスを受け、22日の週には反落。テクニカル分析上、原油価格は50ドルが重要抵抗線となり、もしこの抵抗線を突破できれば、その先継続して反発の可能性あり。しかし、投資家はOPEC産油量が現在高水準であることに注意。原油価格が続伸して50ドルを突破することは難しいと予想。