米大統領選前の世界市場

[2016年11月2日]

米ドル指数は強勢

(USD 米ドル)

年末の米利上げ予測の高まりに刺激を受け、米ドル指数は10月から連続して上昇幅を記録している。テクニカル分析上、この上昇の波は96ポイント上方で反発してからすでに四週続いている。MACDヒストグラムは次第にプラス圏で拡大し、RSIも強いシグナルとなっており、強い反発形勢を物語っていることから、この先上昇で100ポイントが重要抵抗線となろう。

日経平均は日和見

(NIKK 日経平均)

為替相場では最近恩恵を受けて円安に。日経平均は17300ポイントを突破し下半期最高値を更新した。テクニカル分析上、相場は2週連続で上昇し50週と100週移動平均線を突破、その後は平均線の上方で推移していることから、この先もし上値抵抗線17600ポイントを突破できれば、この先も続伸の可能性あり。

ハンセン指数は反発するも弱勢に

(HSI 香港ハンセン指数)

ハンセン指数は最近弱化し、24日の週に23600ポイントの高値から次第に反落。27日には下落が23003ポイントに触った。テクニカル分析上、MACDは週足でデッドクロスが現れており、この先下落傾向が23000の関所を試みる可能性。ひとたび23000ポイントの関所を割り込めば、その先20週線でサポートを探る可能性あり。