米国株上向き、米ドル為替は弱勢続く

[2017年7月26日]

ナスダック総合指数は6月の高値を突破

(COMPQ ナスダック総合指数)

チャート上、ナスダック総合指数は年初から「上昇トレンド」を形成しており、上昇動力も非常に力強く、長期で続伸の見込みあり。しかし過去10日続伸の間に２つの窓空け上昇を残していることと、RSIも割高な水準に近づいていることから、投資家は短期内で窓埋めの動きが無ければ、6,200ポイントへの反落を誘発する可能性に注意すべき。

米ドル為替指数は弱勢続く

(USD 米ドル為替指数)

9月の米国バランスシート縮小への期待は米ドル上昇の後押しになっていない。続落が95の支持線を割り込み、米ドル為替指数は次の支持線94の水準へと近づいている。そのほか、RSIは現在すでに売られすぎゾーンに入っていることから、短期で反発の可能性があるものの、もし現在の位置をも陥落する場合は、92.5のラインへ下落を試みるだろう。

金価格上昇も1,240に抵抗あり

(GOLD 金価格)

米ドル弱勢をメリットに、金価格は低水準から明らかな反発を見せ、20・50および100日線を相次いで回復。テクニカル分析上、金価格は1, 240ドルが抵抗線となり、もし突破できれば、その先1,260ドルへの上昇を試みる見込みあり。