- テンガードホールディングスリミテッド
スタッフコラム
[2021年6月8日]
上海総合指数
いつも下げを迎えると言われている「貧困の5月」が終わり、中国A株の横ばいトレンドが終了して新たな上昇トレンドの局面が始まった。5月の最終取引週には、海外資本の流入が加速し、上海総合指数は横ばいパターンを打破し、20週線を超えた。今週上海総合指数は 3,600.78 ポイントで引け、3,600ポイントをしっかりとキープ。海外資金流入の勢いは続いており、今週は白酒、金融、新エネルギー部門で大量資金による買い入れが見られ、今後の上昇トレンドに投機熱トレンドがあると思われる。RSIは上昇を続けるも、週足チャートでは、RSIが70の買われ過ぎゾーンに入るたびに、上海証券取引所は数週間の高値横ばいから下落し、「緩いブル・マーケット」となっている。現在のRSIは60.626であり、まだ上昇余地あり。マーケット見通しは最高3,700ポイントで、下のサポートは3,400ポイントと思われる。
香港ハンセン指数
香港ハンセン指数は、5月14日に27,700の安値に向かった後、2週間連続で反発。今週は中国A株のモメンタム好転を受けて、ハンセン指数は29,124.41ポイントで引け、29,000ポイント台となり、100日平均線を上回り安定。現在のテクニカル・パターンでは、インデックスが複数の移動平均を上回る。中国A株のモメンタム好転に牽引されて、ハンセン指数は2か月間続いた横ばい局面を打破しようとしており、新たに上昇する可能性が高い。ハンセン指数上昇には、横ばいレンジの上限29,500を突破する必要がある。したがって、短期的には上は29,500までと見ており、それを突破して、初めて本格的な上昇が再開されるだろう。なお、下根支持線は27,700ポイントに。
ゴールド
5月の金価格は反発。金市場に資金が戻ってきたことで、50週平均線を上回り、1オンス1,915.6ドルの高値をつけた。今回の金価格上昇は、ビットコインの急激な変動と関連しており、ビットコインから金市場への資金流入があったため、金価格は再び上昇トレンドとなった。テクニカル面では、RSIが上昇しており、さらに上値余地があると考えられる。しかし、5月には米国連邦準備制度理事会の一部のメンバーが、下半期に債券購入額の削減を検討すると発表したため、市場の流動性が低下する可能性がある。米ドルが再び上昇する可能性もあり、これにより、金価格は米ドルの為替レートに左右されるだろう。今後の金価格は上方1,950米ドルまで期待され、1,700米ドルが下方のサポートとなろう。
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