資金流出にあらがえず、大規模な株価調整の可能性

[2015年6月24日]

新興国市場が再下落

(MSEMF MSCIエマージング指数)

市場更新：MSCIの新興国市場指数は4月の高値を調整後、10日移動平均線を守れず。その後下落幅が拡大し、近日では2月の低水準まで下落。市場の深刻な買い控えが示され、投資家は次々と資金を撤退させている。

米指数に弱勢、近く調整か

(SPX スタンダード＆プアーズ500指数)

市場更新：米国スタンダード＆プアーズ500指数は長期移動平均線を維持しているものの、いくつかの移動平均線が近づいており、テクニカル分析上では弱化。相場は近く調整基調を迎える可能性。

懸念が続くユーロ圏

(STOXX600 ストックス・ヨーロッパ600指数)

市場更新：欧州はギリシャ債務問題が足かせとなり、5月末の暴落後、短期移動平均線が長期戦を割り込み、薄商いのシグナルが形成されていることから、今後も下落幅が拡大すると予想。