コモディティ相場の変動幅拡大

[2016年10月12日]

金相場は4か月ぶり最安値へ下落

(GOLD 金価格)

好調な米国経済指標と年末の利上げ観測の高まりが影響し、金相場は10月1週目に続けざまに1,300と1,260の関所を割り込み4か月ぶりの安値更新へ。20日と50日移動平均線がデッドクロスを形成しており、この先も続落の可能性ありと予測。しかし、RSIがすでに割安ゾーンに入っているため、短期でテクニカル反発の可能性に注意。

原油価格は50ドルの関所を上方突破

(WTIC 原油先物)

OPEC減産合意を受け、原油先物は10月1週目着実に上昇し50ドルの関所を突破。テクニカル分析上、MACDヒストグラムはプラス圏で拡大、RSIも上昇、この先続伸の可能性ありと予測。上値抵抗線は52ドルに、下値支持線はしばし20日線となる。

銀相場は4取引日続落

(SILVER 銀価格)

銀相場は10月1週目に4取引日続落し、すでに17.5ポイントの関所を割り込んだ。テクニカル分析上、20日と50日線がデッドクロスを形成、MACDもデッドクロス形成後続落しており、ヒストグラムが徐々にマイナス圏で拡大、この先続落の可能性ありと予測。しかし投資家は、RSIが割安ゾーンに入っている点に注意。短期でテクニカル反発の可能性あり。