三大指数が一斉にトレンド転換、米国株は頭打ちか

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三大指数が一斉にトレンド転換、米国株は頭打ちか

[2019年3月13日]

ダウ輸送株指数

チャートから指数は底打ちからの大幅反発の後に2月以降から下落が続き、先週20、50、100日移動平均線を割り込んだ。同時にテクニカル分析上ではMACDで下落動力が拡大しており、ファンダメンタルズでは米中交渉が不明瞭なため市場全体でオーダーが減少し運輸業が圧力を受けている。短期見通しは下落トレンドとなり10,000ポイントでサポートを探るとみられ、下落が続くかどうかと共に経済環境の変化の成り行きを観察する必要がある。

 

 

S&P 500 指数

市場は米中交渉の要因が落ち着いた後に企業利潤のファンダメンタルズに視点を戻し始めている。各大型機関は指数の主要な構成銘柄の利潤予想を引き下げ、大部分の企業が後退拡大に直面すると予測している。チャート上、2,800ポイントで何度か大きめの抵抗があり下落に転じていることがわかる。今回も指数は低水準からの大幅反発後に同様に力不足となっており、先週のMACDは下落動力が拡大することを示すタイミングで調整が始まっている。現在しばし2,625ポイントが支持線となる。

 

ラッセル2000指数

指数は過去2ヶ月の上昇を経て先週下落に転じ20日移動平均線を割り込んだ。チャート上、1,575ポイントに比較的強い抵抗ポイントとなり、対応する支持線が1,475ポイントであることがわかる。短期で指数は企業利潤の下方調整や経済下落圧力の影響を受け、引き続き調整下落となろう。しばし50日及び100日線となる1,520ポイントに注目。もし割り込めば、1,475ポイントが次の支持線となる。

テンガード ファンドリサーチ アナリスト ウィニー・リョン

ウィニー・リョン

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