米中通商協議の進展は不透明、株式市場は力乏しく

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米中通商協議の進展は不透明、株式市場は力乏しく

[2019年11月26日]

スタンダード&プアーズ500指数

S&P500指数は数週間にわたり史上最高値を更新し、10月に入ってからこれまで、最高約168ポイント上昇、上昇幅は5.7%に達している。先週、米中通商協議の情報が膠着したことが影響し、一部の投資家が高値圏での利食い売りの動きを見せた。チャートによると、RSIは下落し売られすぎゾーンに入っており、MACDでもデッドクロスが出現していることから、この先指数は上昇を継続できないだろう。もし双方で12月中旬までに明らかな進展が見られた場合は、続伸が可能となろう。反対の動きとなれば、3000ポイントが下値支持線となろう。

香港ハンセン指数

先週の香港ハンセン指数は26500-27000のレンジで変動。月曜・火曜には米国株の動きに連動し、ハンセン指数は前の週の下落を回復し再び27000の重要ポイントの上部へ。しかし12月15日が迫り、米国がこの先再び中国製品に対する追加関税徴収の可能性から、投資家の懸念情緒が悪化、ハンセン指数はひと息に窓を空けて下落した。短期で26500―26800の窓空けを埋めなければならない。27000ポイントまで上昇の見込みあり、下値支持線は26000ポイント付近に位置。

金価格

金価格は史上最高値から反落し、これまでですでに100ポイント以上の下落に。米国株主要3指数の史上最高値更新を受けて、投資家の市場への信頼感が増加したことから、リスク回避情緒が低下。チャートによると、金価格は100日移動平均線を割り込み、三本の移動平均線の下で圧力を受けており、20日および100日線がデッドクロスを形成していることがわかる。下落の動きは短期内で回復することは難しいと見られる。上値抵抗線は1480ポイント、下値支持線は1420ポイントの見込み。

メリー・ウー

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