- テンガードホールディングスリミテッド
スタッフコラム株式市場関連
[2024年12月5日]
S&P 500指数は11月も上昇を続け、3本の移動平均線(MA)はほぼ均等な間隔で上昇を維持。これは指数が依然として上昇トレンドにあることを示している。現在、RSIは市場がまだ買われすぎゾーンの領域に達していないものの、その水準に徐々に近づいていることを示している。しかし、株価指数の上昇幅が徐々に縮小していることが観察され、市場の買い意欲が弱まっている可能性を示唆している。この先調整局面が訪れる可能性がある。
金価格は10月末から調整が始まり、11月には大きな変動を見せた。現在も金価格は長期的な上昇トレンドにある。3本の移動平均線は依然として上昇を示しており、上昇モメンタムが維持されていることを表している。RSIは市場における中立的な売買感情を示しており、長期的には金価格が赤色の50日移動平均線を割り込まない限り、上昇トレンドは堅調と見られる。金に対して楽観的な見方をする投資家が注視すべきは、重要なサポートゾーンである2600〜2650となろう。そしてレジスタンスレベル2723が次の市場の方向性を示す指標となる。
ハンセン指数は11月も下落トレンドを継続したものの、依然として適度な調整範囲内にある。9月には青色の移動平均線が明らかに上昇を始めており、10月には緑色の50日移動平均線を突破した。これにより、市場が上昇トレンドに移行していることが示唆されている。過去2か月間の調整局面でも、青色の移動平均線を下回ることはなかった。そのため、香港株の強気相場が「一時的なもの」であるとの見方には必ずしも同意できない。現在、RSIは中立的で健全な水準に戻っており、今後の動向は重要なサポートレベルである18900〜19000に注目する必要があろう。
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