ナスダックは利上げ動向を注視、金相場はもみ合いながら上昇

[2025年12月8日]

ナスダック

ナスダック指数は11月20日に大きく変動した後、現在は20日移動平均線の上方で安定して推移している。RSI指標は中立ながらやや強気、MACDは買いシグナルを示唆しており、当面は上昇基調が続くと予想される。投資家は今後数日間のFRB（連邦準備制度理事会）の金利決定、および想定される円の利上げが資本市場に与えるインパクトと、それに伴う市場の反発に注視すべきである。ポジションは軽めの買い推奨とする。

エヌビディア

エヌビディアの株価は100日移動平均線から反発し、20日および50日移動平均線付近まで戻している。RSIは中立からやや弱気、MACDには現時点で明確な買いシグナルは出ていないものの、DIF線は上昇傾向にある。AI事業の爆発的成長が業績を牽引しており、株価には依然として上昇余地がある。リスク許容度のある投資家はポジション構築を試みても良いが、200日移動平均線付近の160ドルにストップロス（損切りライン）を設定することを推奨する。

金価格（ゴールド）

金相場は1オンスあたり4,258ドル付近でダブルトップを形成しているが、過去1ヶ月間は上下に振れながらも上昇トレンドを描いている。現在RSIは買いの勢いが十分にあり、MACDも買いシグナルが点灯しているため、短期的にはこのままもみ合いながらの上昇トレンドが続く可能性がある。もし4,258ドルを突破すれば、以前の高値にトライする好機となるだろう。