金融緩和下のマーケットはいかに
－ テンガードホールディングスリミテッド
スタッフコラム
金融緩和下のマーケットはいかに
[2016年3月22日]
金価格、前回高値のレジスタンス受け調整基調に
（GOLD 金先物）
16日水曜日に米FRBは金利の現行維持を発表。またハト派の声明発表後、金価格は窮地からの大幅反発を見せた。しかし、注意すべきは、金価格がまだ前段階の高値を下回っており、突破を形成しておらず、翌木曜日に小幅な調整が出ている点だ。今後の相場は、主要な上値抵抗線が1283ドル、下値はまず20日移動平均線の1239ドルがサポートとなろう。
米ドル指数は前回の底値割り込む
(USD 米ドル)
米FRBのハト派発言後、ドル相場は急落、すでに前回の底値95.28を割り込んだ。50日線が100日線を下方突破し“デッドクロス”を形成しており、今後の相場がさらに下落する可能性があることを意味している。重要サポートラインは93、ここを守れれば反発の見込みあり。
原油価格強勢で40の大台突破
(WTIC原油先物)
米FRBのハト派発言がバルクコモディティの急騰を再発させ、加えてドル安で原油価格は有利となり、WTICの強勢は40の重要ポイントを突破した。RSIは割高ゾーンに入っており、短期で調整基調となる恐れあり。しかしファンダメンタルズ好調の後押しを受け、原油価格が調整消化後さらに続伸する可能性あり。
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