アジア太平洋の株式マーケットは好調、米国10年債は警戒レベルに

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アジア太平洋の株式マーケットは好調、米国10年債は警戒レベルに

[2017年10月30日]

上海総合指数3,300ポイントで安定

(SSEC 上海総合指数)

今月は3回の上昇を試した後、上海総合指数はついに3,400ポイントの大台を突破した。RSIの上昇トレンドは依然と強い。ただし、もし、指数が3,400ポイントで安定しなければ、9月の安値から現在までの上昇幅をもって計算すると、短期的には3,373ポイントの水準まで戻りえる。

日経平均は連騰記録を更新

(NIKK 日経平均)

安倍晋三首相は衆議院選で勝利し、アベノミクスの継続が株式マーケットへの投資意欲に有利になると期待される。 加えて、円安が続き、日本株は上昇、21,000ポイントを突破上昇した。しかし、投資家は、RSIがすでに買い超過ゾーンに入っていることに留意が必要で、短期的には、まず21,500ポイント付近へ下落し、底固めの調整となる可能性。

米国10年国債は警戒線を突破

(UST10Y 米国債10年物利回り)

米国10年国債は、2.4%の警戒レベルを上昇突破した。もし、米国で税制改革法案が通った場合、米国の赤字と債務は、大幅に増加するかもしれず、国債利回りの更なる上昇を導くこととなる。もし、今後、2.6%の抵抗線をさらに上昇突破する場合、投資家は借入コストが事業活動に及ぼす影響に注意を払う必要がある。

 

テンガード ファンドリサーチ アナリスト ウィニー・リョン

ウィニー・リョン

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