- テンガードホールディングスリミテッド
スタッフコラム
[2021年1月5日]
上海総合指数
上海総合指数は2020年に累計13.87%上昇し、酒類、新エネルギー、環境保護などのセクターが上昇幅100%以上のアウトパフォームとなった。12月最後の取引週では、レンジ相場をわずかに上抜き3,474.92ポイントとなったたが、残念ながら一週間を通して取引量が突破することはできなかったため、中国本土のA株市場は来年も構造的に低調に推移すると予想。上海総合指数が調整を終えると、短期的に2018年の最高値3,587.03ポイントまで上昇の見込みあり、突破できればさらに3,684.57ポイントへの上昇の可能性。2021年も市場の流動性は堅調に推移し、株式相場は慎重かつ好調に推移するとみられる。
香港ハンセン指数
2020年のハンセン指数は、オールドエコノミー銘柄が足かせとなり3.4%下落したが、個別銘柄では自動車や太陽光発電、内需などの政策関連銘柄のパフォーマンスが際立っており、2021年も引き続き堅調に推移するとみられる。ハンセン指数は新・旧の経済が交代する力で100週線で安定、20週線と50週線がゴールデンクロスを形成しており、今後の相場はプラスの見通し。米ドル安に伴い、米国からアジアの新興国市場への資本流出が続き、香港株にも恩恵があるとみられることから、2021年は市場全体が楽観的。ハンセン指数はこの先、28,000ポイント、29,000ポイント、下半期に30,000ポイントと3つの重要ラインを突破する可能性。
米ドル為替相場
2020年に入り米ドルが17年ぶりの高値104まで上昇した後、FRB(米連邦準備制度理事会)の無制限緩和の救済政策により、為替相場は104から89.9へと滝のように急落。なおもFRBによる無制限緩和政策が続くなか、米国内経済は弱く、失業者数も高止まりのため、資金はアメリカ経済回復を待ちきれず、新興国市場へ転じた。短期的に米ドル相場は88.5、あるいは85前後の水準まで下落を試みる可能性。市場の先行きは、米新政権とFRBの政策の方向性を要観察。もし2023年までに量的緩和の縮小プランが進めば、米ドル相場は85前後が支持線となろう。
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