米ドル弱化、新興国株が有利に

[2017年9月21日]

米ドル弱勢が続く

（USD 米ドル）

米ドル指数は７カ月連続で陰線のロウソク足となり、月足が50週移動平均線を割り込んでいる。テクニカル上、下降トレンドは依然として変わらず。後場は88レベルを陥落し、100週線で支持を得るだろう。

ブラジルは着実に上昇

（BVSPブラジルボベスパ指数）

ブラジル株は7月から着実に上昇トレンド上で推移、テクニカル分析上でも非常に安定したトレンドとなっている。しかしRSIがすでに買われすぎゾーンに入って半月経っているため、短期で利食い売りによる調整圧力に注意。

ロシア株は好調に

（RTSI ロシアRTS指数）

ロシア株は6月末から下落傾向が転換し、更にここ2週間で3つのゴールデンクロスの形成に成功している。テクニカル上、ロシア株の上昇トレンドは継続すると見られるものの、RSIは買われすぎゾーンに入っている。黄金比率で計算すれば、後場でもし調整基調となれば、1,070ポイント付近がサポートとなろう

テンガードファンドリサーチアナリスト　ウィニー・リョン

ウィニー・リョン