この先のアジア市場はトレンド定まらず

[2017年12月28日]

日経平均は４度の高値突破ならず

（NIKK 日経平均）

日経平均は11月から23,000ポイントの位置に4つのヘッドを形成。上昇を阻む圧力は絶大で、なおも突破できなかった。もし年内に23,000ポイントを突破できなければ、まず調整が入り10日線の位置がサポートとなり底固めの動きとなろう。もしこれを割り込めば、短期で22,400近くまで下落の可能性あり。

インドは下降トレンド上抜く

（BSE インドSENSEX30指数）

指数は先週下降トレンドを上方突破後に微調整。この先上昇を回復するには指数が34,000ポイントを突破し安定維持できるかを要観察。もし成功すれば、今月これまでの上昇幅から計算して、この先34,300ポイントまで上昇の見込みあり。

上海総合指数は重要ポイントへ

（SSEC 上海総合指数）

チャート上、指数はここ一ヶ月の下落で２つのデッドクロスを形成した後、先週3,300ポイント回復を試みた。この先もし3,300ポイントの大台を維持できれば3,350への上昇が見込める。反してこれを維持できなければ、3,250～3,300ポイントのレンジでもみ合い底固めの動きとなろう。

テンガードファンドリサーチアナリスト　ウィニー・リョン

ウィニー・リョン