- テンガードホールディングスリミテッド
スタッフコラム
[2018年6月7日]
内外に問題抱える欧州市場
アメリカは5月31日にEUに対し、鋼材およびアルミニウム材への関税徴収を宣告。また、イタリアでは連立政権を成立できず再選挙が決まったことからマーケットが不安定となり、不確定要因が増加した。これを受けてイタリア国債を保有する欧州銀行の株価の大幅下落につながった。現在のチャート上、4月の安値から5月の高値までの値動きで計算すると、現時点で調整ポジションとなる381ポイントに近づいている。もし今後このポジションを割れば、377ポイント付近まで下落し、サポートを得られるとみられる。
米ドル高で弱る新興国市場
チャート上において、米ドルは依然強く、今後は米ドル指数が20日線の水準を上回れるかどうかに注目が必要。もし、突破できれば、98ポイントの位置まで上昇しえる。しかし、米ドル高が続くようであれば、新興国市場にとって不利となろう。
債券市場に回帰する資本
米10年国債の利回りは、ここ数か月で3%に達した後に大きな抵抗にぶつかり、調整に入った。利回りが調整に入ったことは、資本が株式市場を離れ、債券市場へ流れるリスク回避の動きを示している。チャート上では、債券利回りが依然として上昇していることが見てとれる。今後は、政治や貿易戦争のマーケットに対する影響に注意を要する。
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