- テンガードホールディングスリミテッド
スタッフコラム
[2019年6月11日]
米国株は重要ラインで反発
指数は以前からの下降トレンドで支持線となっていた50週線を支持線として反発。しかしテクニカル分析上、ここ1週間で指数はデッドクロスを形成し、MACDは下落動力が一段と拡大していることから、この先50週線を維持するには抵抗がやや大きく、しばし100週線の水準まで下落の可能性あり。しかし経済指標が下向くなか、米FRBのハト派発言にもかかわらず再び市場の期待感が増しており、この先もし出来高の支持がある上値突破に成功した場合、次なる抵抗線はトリプルトップの高値26,500ポイントとなろう。
輸送指数は上値突破難しい
チャートでは2018年10月以降の100週線が指数の重要水準であり、レジスタンスとなるかサポートとなるかに関わらず、いずれも非常に力強いことがわかる。この水準を2度維持した後に反発、そして割り込んだ後には昨年の底値まで大幅に下落しゆるやかに回復してきた。現在指数は100週線の水準を割り込んだあとに反発しているものの、依然としてこの重要水準を回復できていない。また、ファンダメンタルズは昨年の低水準よりもさらに厳しくなっており、製造業の受注が短期で正常なレベルを回復することは難しく、同時にテクニカル分析上でもデッドクロスを形成していることから、短期で抵抗線の突破は難しいだろう。
世界経済で恐慌懸念続く
2018年の低水準から計算すると、現在の原油価格はすでにテクニカル分析上の水準となる1バレル52.64ドルを割り込んでおり、ベア相場へ突入している。ファンダメンタルズでは経済状態が昨年よりも厳しくなっていることから、各経済指標はマーケットの先行き見通しにおける懸念を大幅に拡大させている。5月の米民間雇用者数は予想の六分の一にも至らなかった。この先もしファンダメンタルズが改善しなければ、しばし2017、2018年のベア相場水準となる1バレル45ドルまで下落するか要観察となる。
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