- テンガードホールディングスリミテッド
スタッフコラム
[2020年3月2日]
韓国
韓国の株式市場は2週連続で下落し、先週は更に2,000ポイントを割り込んだ。要因の一つは、韓国が中国を除いて新型肺炎感染拡大の最もひどい国となっていること。そして二つ目の要因は、米国株が暴落し、恐慌情緒の高まりから、投資家が投げ売りを急いでいることにある。現在のところ、感染制御のため続々と企業が営業を停止しており、今年の世界経済の先行きにとって、不確定要因が増加している。中国の肺炎拡大状況を鑑みると、韓国が感染拡大防止のために企業の営業を停止する期間は1〜2ヶ月続く可能性があることから、目先の株式市場は軟調になると予想され、現在のところ下値支持線は下1,900ポイント付近となる。
米10年国債利回り
新型コロナウィルスによる肺炎感染が世界の多くの地域で急速に拡大しており、投資家のリスク回避情緒は上昇。リスク回避のため大量の資金が債券市場に流入し、米国債券利回りが下落を続けている。現在のところ、10年債利回りではすでに前回の最低値を下回り、1.30%に達している。RSIは売られ過ぎゾーンに接近。新型肺炎の確定診断数が上昇を続けるとみられ、それに従い米国債利回りが更に下落する可能性はまだあるだろう。短期内での反発の可能性は低い。
上海総合指数
世界中で新型コロナウイルスが急速に感染を拡大している。先週の上海株は2,900の重要ポイントを割り、何本もの移動平均線を下回って、前段階の上昇幅の一部を失った。しかし中国国内の感染状況の好転に伴い、続々と経済刺激策が実施されることから、中国本土の株式市場は調整ののち、大局的にトレンドが下降する中、単独で上昇の見込みあり。そのためこの先の市況を要観察。上値抵抗線は2,950、下値支持線は2,820付近の見込み。
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