ナスダックは今年の下落幅を回復、香港株は間もなく突破か

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ナスダックは今年の下落幅を回復、香港株は間もなく突破か

[2020年5月13日]

ナスダック総合指数

ナスダック総合指数は5月7日夜に8979.66ポイントで取引を終了し、2020年の損失がすべて帳消しとなり、年初来で累計0.08%上昇。中でもテクノロジー関連株が好調に推移したことが、ナスダック高を牽引した。テクニカル的には、ナスダックは最近100日線付近で下落しており、ここにきて売り圧力が強まることが予想される。このため、今後再上昇するためには投資家からの信頼感を高める必要があり、連邦準備制度理事会(FRB)からの更なる経済刺激策に注意が必要となろう。この先、上値抵抗線8600ポイント付近、下値支持線9400付近の見通し。

香港ハンセン指数

5月4日の週における香港ハンセン指数のパフォーマンスは、24,000ポイント付近で推移し、金曜日には24,200ポイントを割らずに守りきった。テクニカル的には、現在香港ハンセン指数は三角保ち合いの形で推移、まだ突破は見られない。テクニカルチャート上、三角形の上端は24653ポイント、下端は23934ポイントで、その差約720ポイントと距離を狭めてきており、市場全体に大きな突破が迫っていることを示唆している。この先もし上方突破となれば、まずは25000ポイント回復を第一に、3月16日の窓開け下落を埋めて26000ポイントを回復する動きとなろう。だがもし下方突破となれば、まず23000ポイント台を試みるだろう。ハンセン指数は現在50日線の水準で揉み合っており、50日線を突破して安定上昇できるかどうかがこの先の相場の上げ下げの指標の一つになるだろう。

金価格

8年ぶりの高値を更新した後、金価格は主に1675~1750ドルのレンジで推移、ここ最近は安定した動きを見せている。チャートを見ると、RSIのトレンドは不明確、また取引量が明らかに縮小しており、金価格は上昇動力に欠けつつある。金価格は今後の調整基調に入る可能性あり、下値支持線は1600ドル前後となろう。

メリー・ウー

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