米中関係緊張、HSIは3月安値を試みか

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米中関係緊張、HSIは3月安値を試みか

[2020年6月1日]

HSI(香港ハンセン指数)

5月最終取引日のHSIは22,961.47ポイントで取引を終え、節目となる23,000を割り込んだ。最近のHSIは「香港版国家安全法」の可決と、これに対する米国から対応といった政治問題に包囲され、トレンドの大局が影響を受けている。5月22日には1,349ポイント下落し、1日の下落幅がここ5年間で最大を記録した。同時に、横ばいトレンドの底値23,500を割り込んでいる。テクニカル的には24,200-23,800の間に大きな売り圧力があり、短期的に23,500台へ再び乗る可能性は低い。このほかのファンダメンタルズでは、国家安全法の可決を受け、米国が香港に経済制裁を加える可能性があり、もし香港の関税における特別的地位が剥奪されれば、香港の経済先行きに大きな打撃を与えることになる。HSIは3月19日以来の安値21,139を再び試みる可能性があり、米国の措置の規模が予想よりも小さければ23,500まで上昇の見込みあり。

S&P 500 指数

新型コロナウィルスのワクチン開発の進展や景気回復への期待感から米国株は続伸、S&P500指数はさらに複数の移動平均線が3,000ポイントの節目を割らずに推移している。テクニカル的には、14RSIは62.52で、70の買われ過ぎゾーン付近にある。ファンダメンタルズ的には、現在米国の新型コロナウィルスの1日あたりの新規感染者数が2万人台で推移しており、その傾向に鈍化は見られていない。ファンダメンタルズと株価のトレンドに乖離が起きているため、この先の相場を完全に楽観視することはできない。S&Pは短期で調整局面となる可能性があり、3,000ポイント台でのサポートが試される。この先上値3,100ポイント、下値2,960ポイント付近の動きとなる見込み。

黃金

8年ぶりの高値を更新した金価格は現在1675~1750ドルの間で変動、ボラティリティは縮小している。チャートを見ると、最近の金相場は安定しているものの、週足の安値が前週の安値を上回っており、なお上昇傾向にあると判断できる。一方で、ニューヨーク先物の金の保有量を減らす銀行が続出していると報じられており、短期的には金価格に売り圧力がかかることになるだろう。FRB(米連邦準備理事会)が無制限の量的緩和を実施しているため、インフレにより金価格の高止まりが予想される。今後、金価格が再上昇する前には調整が必要であり、金価格の動向には引き続き要観察となる。

メリー・ウー

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