新型肺炎流行も株式市場は上昇

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新型肺炎流行も株式市場は上昇

[2020年7月9日]

年明けから新型コロナウイルスの世界的大流行により、多くの国で初の都市閉鎖が実施され、経済活動を停止させて感染拡大防止につとめている。感染状況や拡大防止措置により経済見通しが不透明な中、VIX指数が2008年以来の高値を更新し、世界の株式市場で暴落が起き、原油価格が急落している。ここ数ヶ月米国での感染者数はやや鈍化し、各州政府で経済活動の再開が熱望されるなか、いくつかの州では人種差別反対運動も勃発しており、その結果米国では6月末からこれまでの発表で新型肺炎の新規患者数が2万人から5万人に急増している。しかし、ナスダックが史上最高値を更新するなど、株式市場が再び抑止されているようには見えない。

新規感染者数が跳ね上がる中で、一握りの州政府が経済活動再開予定を中止し、一部の州が外出禁止令を再開している。もし米国の各州で再び相次いで経済活動が停止されれば、またも米国経済の先行きに不透明感が生じ、いわゆる「V字」回復の可能性はさらに低くなるだろう。株式市場の急反発は、米国の国内経済の状態とは乖離した動きをしている。

米連邦準備制度理事会(FRB)による無制限の金融緩和政策は、市場の資金流動性資金流動性を高め、最終的に金融資産価格のインフレをもたらしている。FRBが3月23日に無制限緩和の救済措置を発表して以来、FRBのバランスシートは3カ月で3兆ドルから7兆ドルに膨れ上がり、2008年以降の量的緩和を合わせた規模よりも大きい救済措置となっている。米国株主要3指数は顕著に反発しており、ダウは8割近く反発、S&P500は今年の下落幅を帳消しに、ナスダックが史上最高値を更新している。個別銘柄では FAANG(フェイスブック、アップル、アマゾン、マイクロソフト、グーグル)が猛烈に株価を上昇させており、FRBの功績であることは間違いない。FRBによる大量の金融緩和継続で刺激を受け、市場は陶酔状態にある。このためテクニカル調整後も米国株は上昇動力を維持するだろう。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)統計
世界の1日あたりの新規感染者数

新規陽性者数:177,963

 121日                   627 

アメリカ

新規陽性者数:42,597

ブラジル
新規陽性者数:38,693
ロシア
新規陽性者数:6,843
イラン
新規陽性者数:2,456
イギリス
新規陽性者数:891
スペイン
新規陽性者数:564
ドイツ
新規陽性者数:422
イタリア
新規陽性者数:175
中国

新規陽性者数:17

 注意:214日に湖北省当局は診断基準を変更、その結果、報告症例が急増した。

(筆者本人は香港SFCライセンスホルダーであり、上述の株式を保有しておりません。)

メリー・ウー

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