香港ハンセン指数はまだ方向性欠く、今週のトレンドが鍵に

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香港ハンセン指数はまだ方向性欠く、今週のトレンドが鍵に

[2020年6月22日]

上海総合指数

上海総合指数は4週連続で上昇し、一週間で59.35ポイントの上昇となった。チャートを見ると、今週は20日線と150日線がゴールデンクロスを形成する可能性が高く、相場にとってはポジティブなシグナルとなっている。また、チャネルラインの天井に近づいているため短期的に利食いの可能性があるものの、全体的に楽観でき、この先3000ポイントの節目に上昇を試みる可能性あり。今週は端午の節句の連休があり薄商いになるとみられ、現在は狭いレンジ内で変動、上昇後に反落するとみられる。この先は上値抵抗線2,990ポイント、下値支持線は2,900ポイントの見込み。

香港ハンセン指数

HSI(香港ハンセン指数)は24,000~24,800のレンジで変動しており、累積上昇幅は652.51ポイント(2.65%)となっており、主にテンセント(5.8%増)、HKEx(2.3%増)がけん引した。HSIは25,000ポイントから4月、5月に見られた23,800~24,800のボックス相場へ下落、 20日線と50日線をサポートに推移している。今週は100日線に再び試みる可能性あり、もし100日線を上抜ければ、同時にボックス相場も突破することになり、下半期の香港株相場にとって好材料のシグナルとなる。だが反対の動きとなれば下値支持線は23,800付近の見込み。

金価格

最近の金相場は、変動幅を縮小させながら1,700~1,750ドルのレンジで推移。先週、北朝鮮が南北の連絡事務所を爆破し北朝鮮と韓国間の情勢が過激化。また、 インドと中国が国境付近で軍事衝突を起こすなど、地政学的に情勢の緊迫化の兆しがある。金価格の変動幅が縮小していることから、この先には反転の兆しがあると考えられる。地政学的リスクの高まりが続けば、金価格は底固めの後、1,800ドルを目標とした上昇に転じる可能性あり。

メリー・ウー

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