香港ドル - 資産管理において最強の後盾 <その1>

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香港ドル - 資産管理において最強の後盾 <その1>

[2014年8月13日]

今回筆を取らせていただきましたのは、何らかの特別な事件が発生していたり、投資市場において何らかの問題が発生している訳ではございませんので、どうぞ誤解されませんようお願いいたします。最近の市場のニュースを見ておりますと、筆者自身が常日頃抱いております香港ドルが確実に強い通貨であるという概念の正確性が裏付けられております。加えて、香港ドルが香港を資産管理の中心と成す重要な基礎であることが示されている事から、この度のコラムを書かせていただこうと思い至りました。

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最近の香港ドル為替市場のニュースに着目してみますと、香港金融当局がここ2週間近くで何度も市場へ資金注入を行っている事が分かります。元々は多くのロシア企業がウクライナ問題の深刻化を懸念したことで、長期的に米国や欧州の資産が不利であるとされ、香港へ大量の資金が流入し、大量の香港ドルが買われた事により、香港ドル市場では資金逼迫が誘発されてしまいました。多くの人々がこのニュースを耳にし、相次ぐ外資の流入によって香港株式市場が買われると見做され、その勢いからハンセン指数は段階的に牽引されています。これらの資金が香港の株式市場へ流入したかどうか、筆者の調べでは確認ができませんでしたが、ロシア投資家達の香港ドルに対する信頼が非常に強い事は確実で、その要因を突き詰めますと少なくとも2つあります:

  1. 香港ドルと米ドルはペッグ制(固定相場制)となっているため、ロシア企業は外貨による預金を望む際、香港ドルは米ドルに取って代わる絶好の通貨にあたります。米ドルと比較しますと、香港ドルの振幅には制限があるため、ロシア企業にとって貯蓄にも向いており、ひいては貿易にも適しています。いずれも通貨自身が現地経済の如何による大幅な為替リスクの影響を削減でき、これによって資産価値の変動の可能性を(米ドルよりも)減少できます。
  2. 当然、もう一つの要因は香港ドルでの貯蓄を行う点です。ロシア企業が香港を資金備蓄の場所として選ぶ以上、このエリアの自由な資金の流動性を好んでいるはずです。ロシアに対する悪意も無く、制裁や凍結の可能性も少なく、香港ドルを選ぶ利益と利便性から、自然と香港ドルが買われる流れになっています。

また、利回りがやや高い事や、外貨準備高が比較的多い事も、ロシア企業の今回の決定の中で副次的に重要な要因であったと考えられます。

それでは香港ドルは一般的な投資家にとって、人生プランをより良くする上で、資産管理の基軸通貨とした場合にどのようなメリットがあるでしょうか?次回のコラムでお伝えいたします。

テンガードホールディングス CEO リッキー・ガン

 

 

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