米FRB“ハト派の声明”が市場を刺激

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米FRB“ハト派の声明”が市場を刺激

[2016年4月8日]

米国株は今年の最高値更新

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(INDU NYダウ工業株30種)

イエレン氏は29日火曜にハト派の声明を発表、米FRBの利上げのペースは緩やかであるべきだと語り、今回のハト派寄りの発言が好材料となり米国株が2016年の最高値を更新。ダウ平均株価指数の主要な上値抵抗線は18000に位置し、突破できれば今後も続伸の見込み有り。しかし、注意すべきは、RSIが割高の買われ過ぎゾーンに入っている点で、短期で値戻りする可能性に警戒。

ハト派の立場は新興国市場を後押し

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(MSEMF MSCIエマージング指数)

イエレン氏は最新の演説において、ハト派の通貨政策で立場をとると再び言明し、資金の新興国市場への資金流入を促し、マーケットを後押ししている。MSCIエマージング指数は2.4%上昇し、2週間以内での最大の上げ幅となった。この先の指数の主要な上値抵抗線は50日線の840.89ポイントに、下値支持線は20日線の792.12ポイントとなる。

米ドルが今年の底値に

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(USD 米ドル)

米ドル指数はイエレン氏のハト派発言以降に続落、現在すでに今年の最低値を推移している。テクニカル分析から見て、短期見通しではもし底値を割らなければ、底固めの市況となる可能性が高いだろう。もし底値が割れた場合、重要となる下値支持線は93.5ポイントに注目。

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