債券市場は大暴落

[2016年12月6日]

大ダメージを受ける30年債

（USB 米国債30年）

米国30年債は最近売りが続いており、今年7月の高値より続落し下降トレンドを形成している。テクニカル分析上では、相場は３週連続陰線で終了し、20週平均線が50週線を割り込みデッドクロスを形成している。MACDでデッドクロスを形成後、ヒストグラムはマイナス圏での拡大が続き、反発力不足が表れていることから、今後の見通しは引き続き下落するとみられる。

価格を下割る金価格

（GOLD 金価格）

ドル高によるマイナス影響を受け、金価格は4週連続陰線で取引を終えており、26日の週ではすでに1,170ドルを割り込んだ。テクニカル分析では、３本の移動平均線が下向き、MACDヒストグラムはマイナス圏での拡大が続く。RSI指数も弱く、今後はまだ下落圧力があるだろう。下値支持線はしばし1,160となる。

3,300ポイント突破がカギとなる上海A株

（SSEC 上海総指数）

主力株持ち直しからの恩恵を受けるなか、最近の上海総合指数は続伸。テクニカル分析では、20週平均線が100週線を上抜けゴールデンクロスを形成しており、RSI指数も強く、今後の見通しは短期的に上昇するとみられる。上値抵抗線は3,300ポイントに。もし、これを突破すれば、その後も続伸の見込みあり。