- テンガードホールディングスリミテッド
スタッフコラム
[2019年5月21日]
米ドル相場
チャートによると、指数は同時期のRSIで過去に3つの頂点が相反する動きとなっており、テクニカル分析上、この先数週間で調整圧力を受けるだろう。しかし現在米中の対峙がマーケットにおける経済成長の先行き懸念を生んでおり、資金のリスク回避の動きを引き起こしている。この要因が米ドル為替を押し上げ、基本的に20週移動平均線沿いに強い上昇トレンドとなっており、合わせて97ポイント付近で非常に強いサポートを得ている。この先指数は98ポイントまで上昇の見込み、調整は97ポイントがサポートラインとなる。投資家は米ドル高が新興国市場株の足かせとなる可能性にも注意が必要となる。
米国債2年物利回り
チャート上、米国債2年物利回りでは20週および50週移動平均線で先週デッドクロスが出現しており、テクニカル上、利回りがこの先さらに下落することがわかる。しかし、現在の米中紛争が常に不明確であり、マーケットにおける経済懸念も常に落ち着かないことから、引き続き大量の資金がリスク回避として債権市場に流れ込み、利回りの低下が進むだろう。しかし、現在米国の経済指標はFRBの目標レベルにすでに達しており、市場が利上げ圧力に直面している点に留意が必要だ。ひとたびFRBが利上げを決定すれば、株式市場はすぐさま下落圧力が生じるだろう。
スタンダード・アンド・プアーズ500種指数
米中会談の新たな諍いにより、マーケットにおけるこの先の市場発展に対する懸念情緒から、指数はここ2週間で調整局面が始まっている。そのほかチャートから、指数がRSIと相反する動きを見せており、テクニカル上、支持線が引き下がる可能性が示される。現在のところの重要ラインは50週線の位置となり、この先米中交渉の結果が明確になるまで、底値を探る下落の動きとなるだろう。もしこれを割り込めば、更に2,675ポイント付近まで調整の可能性。
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