世界的な操業再開への期待、株式市場は反発へ

[2020年4月24日]

NYダウ指数

金価格は先週1788ドルまで上昇し、ここ数年でまたもや最高値を更新した。 FRB（米連邦準備理事会）が無制限の量的緩和による市場救済策を発表したことで、ドル安と金価格上昇が促された。チャートを見てみると、金価格は現在20週移動平均線から遠ざかっており、短期的にはテクニカル面での調整の可能性があるものの、その後は続伸となる可能性がある。この先、上値1,450ドル、下値は1,580ドル付近がサポートとなる見込み。

原油価格

OPECは9日減産で合意に達したが、減産量の少なさや原油需要の低迷が続いていることが原油価格圧迫の主な要因となり、原油価格の下落が止まらない。チャートを見てみると、14RSIは現在29.93で、まだ売られすぎの領域にある。現在、欧米諸国は徐々に操業再開計画を打ち出しており、原油価格の下落は抑えられているとみられるが、相場が反発するには、新型肺炎の感染が完全に抑制され、市場が回復の兆しを見せるまで待つ必要があるだろう。短期的にはまだ相場は保守的で、25ドルまで上昇の見込みあり。

金価格

メリー・ウー