- テンガードホールディングスリミテッド
スタッフコラム
[2020年4月27日]
NYダウ指数
最近のダウ指数は、主に23,000~24,000のレンジで上下変動。ファンダメンタルズでは、先週は原油先物の急落が株式市場の変動に影響を与えた。テクニカル的には、ダウはこれまでの安値18,213ポイントから33%反発。新型コロナウイルスの感染拡大がなおも不確実な中、より多くの投資家が利益確定での市場離脱を選択している。同指数は現在、50日線の下で圧力を受けている。世界で原油在庫がだぶついていることから、今後も原油価格の乱高下が続き、株式市場の変動を引き起こすこと見られ、引き続き原油相場を注視する必要がある。この先上値24,500ポイント、下値22,800ポイントがサポートとなる見込み。
香港ハンセン指数
先週香港ハンセン指数の変動幅は狭くなり、やや冷え込んだ相場となっている。WTI原油先物価格が月曜日に暴落したことで、一時香港株の足かせとなった。しかし、チャートを見てみると、現在は20日線を維持しており、ここがサポートになっていると考えらる。そして、最近のトレンドを見てみると、指数は上昇トレンドを形成している。同時に、最近のホットマネー流入で香港ドルが高くなっており、今後の香港株式市場の発展にプラスになると考えられる。しかし、4月最終週は取引日が3日しかないことから、短期のトレンドは反復の動きであるものの、上昇トレンドを維持するとみられる。この先、上値24,800ポイント付近、23,600ポイント付近がサポートとなる見込み。
原油価格
WTI原油先物が先週は1バレルマイナス37ドルに急落したことで、原油スポット価格も急落に追随、一時6.5ドル台まで下落した。これは主に2つの理由によるもので、1つは供給過剰、もう1つは原油在庫のだぶつきから投資家が損切りしマーケットからの離脱を選択しているためだ。現在14RSIは24の売られすぎゾーンに入っている。ただ、原油価格の短期間内での反発の可能性は低く、しばらくは安値圏での推移が続くだろう。原油価格のトレンドが逆転するのは、欧米企業が順次操業を再開し、需要が回復してからとなろう。マーケットは今後も様子見の態度を維持。
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