ハンセンテック指数ETF第1号は発売直前に優良銘柄へ、テック銘柄は高パフォーマンス

- テンガードホールディングスリミテッド

トップページ » スタッフコラム » 

スタッフコラム

ハンセンテック指数ETF第1号は発売直前に優良銘柄へ、テック銘柄は高パフォーマンス

[2020年9月1日]

香港ハンセン指数

8月のハンセン指数(HSI)は底値から高値への動きを示し、8月28日までで826.71ポイント(3.36%)増に。8月初め、米国が中国のインターネット大手テンセントに制裁を加えた影響で、テンセントの株価は500香港ドル台まで下落。ハンセン指数を一時24,167.79ポイントまで引き下げたものの、100日移動平均線がサポートとなっている。一方、香港におけるCOVID19感染拡大の緩和やマカオの解禁で、マカオの高カジノ銘柄や現地の不動産銘柄が改善したものの、ハンセン指数は25,600ポイントに圧力あり。通月では24,600~25,600のレンジで推移した。HSIの四半期レビューは9月7日に発表となる。最近ではシャオミ(1810)や WuXi Biologics (2269)、アリババ(9988)の株価が史上最高値を更新している。HSIへの組み入れ後の活力が期待されることから、26000ポイントへの上昇が見込めるものの、組み入れ後は一部の投資家による利食い売り圧力の可能性があり、短期的には下振れリスクあり。

香港ハンセンテック指数

ハンセンテック指数は、公表から1ヶ月で662.85ポイント(9.58%)の上昇に。最初のハンセンテック指数連動ETFが月末に正式に発売され、複数のファンド会社がすぐさまテック指数ETFやテック指数先物の発売を発表し、テック銘柄を押し上げている。同時に、新型コロナウィルスの影響が好材料となり、テクノロジー企業の四半期決算が総じて予想を上回り、京東、シャオミ、Meituan Dianping、アリババなどの強気の構成銘柄がいずれも史上最高値を更新した。テクニカル的には、14RSIは買われ過ぎゾーンにあり、28日に高値をつけた後に急落。指数は短期で底固めの動きになると予想。ただし、ニューエコノミー銘柄は引き続き資金が集まる可能性が高く、調整幅はさほど大きくならず、下値支持線7,300付近で推移するとみられる。

金価格

金価格は2000ドルの高値から下落し、20日移動平均線付近で取引され、14RSIは48.57に。材料面では、米ドルの下落トレンドが一段落し、93がサポート水準となっている。またナスダックとS&Pが史上最高値を更新し、債券市場や金市場から株式市場に資金が戻り、いくつかの新ワクチンの開発が臨床試験の第3段階に入り、早ければ今年中にワクチンが入手できるようになること、などが挙げられる。これらの要因により、最近は金価格が高値圏で固まっているものの、パウエルFRB議長がインフレ2%超えを容認していることから、インフレ率は予想を上回るとみられ、金価格の先行きは楽観できるだろう。

メリー・ウー

Share on LinkedIn
Pocket

お知らせ

  • テンガードからのお知らせ
  • スタッフコラム
  • 株式市場関連
  • よくあるご質問
ダイヤモンド社発行『ダイヤモンドQキュー』にてテンガードが紹介されました!

証券取引委員 (SFC:Securities and Futures Commission) の Type 4, 9 のライセンスを取得しているファイナンシャルアドバイザーです。

香港強制性公積金計劃管理局 (MPFA: Mandatory Provident Fund Schemes Authority) の正規取扱代理店です。

香港保険業監管局 (IA: Insurance Authority) に正式登録されているライセンス保有代理店です。