- テンガードホールディングスリミテッド
スタッフコラム
[2020年9月9日]
NYダウ指数
9月1週目の米国株は、テクノロジー株が過去最高値を更新し、株式市場はポジティブな雰囲気となり、29,000ポイント台まで急騰。だが木曜にテスラの大口投資家による持ち株削減のニュースの影響を受け、テクノロジー株の全般的な下落の引き金となり、米国の主要3指数の足かせとなった。テクニカル的には、ダウの14RSIは買われ過ぎゾーンにあり、木曜日の807ポイント下落後、57.92まで反落した。FRBが低金利環境を長期化させている中で、今回の下落はテクニカルな調整であり、50日移動平均線がサポートになると考えられる。RSIが50まで戻ると、相場は再び上昇活力を得て、過去最高の29,568ポイントの見込みあり。
香港ハンセン指数
今週のハンセン指数は1,037.04ポイント(4%)下落し、9月1周目の頭は250日線(最高25,847.11ポイント)に達した後に反発。資金は主にAMXJ(Alibaba、Meituan Dianping、Xiaomi、JD)に集中し、木曜日にすべて最高値に達した。しかし、金曜日には米国株に足を引っ張られ、指数は大幅下落するも、100日線でサポートが見られた。香港ハンセン指数は金曜日にXiaomi、Meituan、Ming Ming Biotechを構成銘柄に加え、China Shenhua、Want Want Want、Sino Landを除外した。ここ2週間で、新経済株のXiaomiやMeituanに買い注文が見られ、ハンセン指数組み込み後にトレンドが弱まる可能性はまだ低い。HSIは引き続き250日線を試みるだろう。反落の動きとなれば100日線付近がサポートとなる見込み。
米ドル為替相場
ドル安が続いており、9月1周目は92の水準を割り込み91.75まで下落。ポール・パウエルFRB議長は8月27日の年次中央銀行会合で、インフレ率が2%を超えることを容認すると発言しており、量的緩和の継続を示唆。米国債利回りがゼロに近づいたことで、投資家は米国外への投資に目を向けており、ドル相場はいくつもの重要ポイントを割り込んでおり、年内に90水準を割り込む可能性が見えてきた。米政府の財政赤字総額が9月末までに米GDPを上回ることになり、米ドルの信頼危機と「脱ドル化」の兆候が見えてきた。
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