高まる景気後退懸念、債券市場の需要は頭打ちか

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高まる景気後退懸念、債券市場の需要は頭打ちか

[2022年8月3日]

上海総合指数

中国A株市場は、先月前半は下降トレンドで推移したが、後半には3200ポイントを超える水準まで反転上昇した。短期移動平均線が強くサポートしている。RSIは正常な変動幅を示しており、短期で高値を回復することはなく、この先現在の水準で推移する可能性が高い。

ダウ・ジョーンズ工業株価指数

米国株は月間で約7.6%上昇し、ダウ平均株価は32,529.63で取引を終えた。現在、100日移動平均線で圧力を受けている。14RSIはトップアウトしており、前回の高値を更新するほどの勢いはない。この先は上昇から下降に転じる可能性が高い。上値抵抗線は33644、支持線は31531となる。

10年米国債利回り

10年米国債利回りは2.68%で、20日移動平均線を今年初めて割り込んだ。債券利回りの下落に伴い、14RSIは買われすぎの領域から下降。リスク回避の安全資産としての米国債の購入需要は減少した。今後は売りが殺到するリスクに注意。

フェー・チャン

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