貿易戦争勃発も市場は冷静

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貿易戦争勃発も市場は冷静

[2018年7月11日]

S&Pは相場転換近づく

チャートから指数が過去数週間で貿易戦争の影響を受けたことがわかる。徐々に進む調整は関税の徴収開始から均衡した三角保ちあいの相場となり転換水準に接近している。この先指数が100週線を割らずに推移できるかどうかと、上方突破に注目。もし成功すれば、3,000ポイントへの上昇が見込める。だが反対の動きとなれば、下落し2,460ポイントが支持線となろう。

 

香港株は外部要因に左右され弱化

指数の過去数週間の下落は、主に中米貿易戦争の不確実性により上海総合指数の下落から足を引っ張られたことが要因。テクニカル上、指数はすでに三つのデッドクロスを形成しており、30,000ポイント付近には大きめの窓開け下落を残している。この先30,000ポイントの回復にはやや大きい圧力を受ける事になろう。相場の安定回復はA株相場のパフォーマンスに依存する。

 

新興国市場は弱化し調整基調

テクニカル分析上、2017年底値から今年高値にかけての上昇幅から計算して、指数はすでに調整消化となる1,050ポイント付近に接近。しかし投資家は、指数のMSCIおよびRSIがいずれも下落動力が強まっている点に注意。この先もし100週線を割りこめば996ポイントまで下落し支持を得られる見込み。

テンガード ファンドリサーチ アナリスト ウィニー・リョン

ウィニー・リョン

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