欧州株は重い動きに、ハンセン指数は上昇要因不足

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欧州株は重い動きに、ハンセン指数は上昇要因不足

[2019年1月23日]

欧洲株式市場は重要ポイントの位置に

チャート上、指数が12月に窓開け下落を残しており、その水準が10月の窓開け下落の付近であることがわかる。現在イギリスのEU離脱問題で困難が重なっていることや、欧州市場がこの先の経済損失に耐えうるかどうかがまだ観察できていないなか、指数は窓開け下落をつけた350ポイントに近づいている。テクニカル分析上、短期先行きはもし350ポイントの抵抗線を突破できれば357~360ポイントを見込め、その後は10月の窓開け下落の位置でまた強い抵抗に合うとみられる。これに反して350ポイントを突破できなければ、330ポイントまで下落し支持を得られる見込み。

 

米ドル強勢は変わらず

チャート上、過去数カ月は調整基調であったものの、底値圏には上昇が見られ、全体の強勢トレンド形成に変わりはないことを示している。この先は指数が95.5ポイントを割らずに推移できるかに注目。割らずに行けば96.5ポイントへの上昇が見込めるが、反して割り込めば94.5~95.5ポイントのレンジを変動するとみられる。投資者はドル高による新興国市場の株式のパフォーマンス低迷に注意。

 

香港ハンセン指数の先行きはなお反転か

米中貿易戦争による綱引きと政策情報に揺さぶられる相場に。中国側の預金準備率が好材料となり、指数はここ1週間で大幅に上昇、一挙にゴールデンクロスを形成している。ゴールデンクロスの出現はテクニカル分析上プラスであると示すものの、政策要因は決して市場の根本問題への懸念を解決してはいない。この先は27,500ポイント付近で抵抗に合い調整に入ると見られる。下値は24,500ポイント付近で支持を探る動きとなろう。

テンガード ファンドリサーチ アナリスト ウィニー・リョン

ウィニー・リョン

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