米中関係が急速に悪化、 中国・香港の株式市場は急落

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米中関係が急速に悪化、 中国・香港の株式市場は急落

[2020年7月30日]

香港ハンセン指数

先週は米中関係が急激に悪化し、ハンセン指数は週全体で381.67ポイントの下落となった。また米中それぞれの大使館が閉鎖され、さらなる米中関係悪化の転機となる可能性があり、投資家の恐怖心があおられている。テクニカル面では、指数は10日線と20日移動平均線を下回っており、短期で圧力を受けるトレンドを形成している。目下50日線を割らずに維持しているものの、次週の米中情勢を注視する必要がある。このまま悪化が続けば、HSIは100日線まで後退し、相場は再び悲観に転じる可能性がある。この先、上値抵抗線は25,700、下値支持線は24,300ポイントの見込み。

上海総合指数

先週の上海総合指数は上下変動の動きを見せた。3,300ポイントまで反発した後、金曜日には3,200の大台を割り込んで3,196.77で取引を終えた。米中関係の緊迫化や、香港から中国本土へ流れていた資本の流出などが主因に。このほか、中央銀行は再び金融緩和を実施するつもりはないとみられ、店頭(OTC)資金の管理を強化しており、株式市場への資本流入に不利に。テクニカル的には、指数が100日線を割り込み、14RSIは徐々に下降、中国株式市場の状況はなお不透明。短期先行きは上下変動することが予想される。この先、上値抵抗線は3,300、下値支持線は3,100ポイントの見込み。

金価格

金相場が先週も近年の高値を更新。ドル安が継続したことや、米国での新型コロナウイルス感染者数が1日6〜7万件に急増したことなどが主因。テクニカル的には、金相場は以前のボックスを上方突破し、14RSIが69.34で買われ過ぎゾーンに近付いている。短期でテクニカル調整が入る可能性があるものの、金相場に資本が流入し続けていることから楽観でき、1921ドルまでの上昇の見込みあり。

メリー・ウー

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