世界的な脱ドルか、米ドルは2年ぶりの安値に下落

- テンガードホールディングスリミテッド

トップページ » スタッフコラム » 

スタッフコラム

世界的な脱ドルか、米ドルは2年ぶりの安値に下落

[2020年8月4日]

米ドル為替相場   

米国債5年物利回りは過去最低の更新が続き、金利0%へ近づいている。米国債利回りに見られるように、最近ではリスク回避の動きが活発化しており、ヘッジのため債券市場に資金が流入している。一方で、米国の新型コロナ感染者数は依然として急増しており、景気回復に寄与しない一方で、FRBのバランスシートは史上最大の7兆ドルに達しており、信用危機が懸念されている。また、FRBは今後もゼロ金利政策を継続することから、国債利回りの反発材料とはならず。つまり、現在のファンダメンタルズに改善の兆しが見られないため、米国債利回りは今後も長期的で低水準で推移するだろう。FRBは「マイナス金利時代」に突入する可能性がある。

金価格

金価格は好調。今月金価格は180ドル近く上昇し、1オンスあたり1987ドルと過去最高値を更新した。テクニカル的には、14RSIは現在73.46で買われ過ぎゾーンにあり。短期的には底固めの調整が必要。最近の金価格の高騰は米ドル安と関連しており、世界的な「脱ドル化」の波や新型コロナの第2波などから、リスク回避情緒が高まっている。12月のNY金先物は2000ドルを突破、現在の金相場は底固めの後、1オンスあたり2000ドルを目指して続伸の見込みあり。

米国5年債利回り

米国債5年物利回りは過去最低の更新が続き、金利0%へ近づいている。米国債利回りに見られるように、最近ではリスク回避の動きが活発化しており、ヘッジのため債券市場に資金が流入している。一方で、米国の新型コロナ感染者数は依然として急増しており、景気回復に寄与しない一方で、FRBのバランスシートは史上最大の7兆ドルに達しており、信用危機が懸念されている。また、FRBは今後もゼロ金利政策を継続することから、国債利回りの反発材料とはならず。つまり、現在のファンダメンタルズに改善の兆しが見られないため、米国債利回りは今後も長期的で低水準で推移するだろう。FRBは「マイナス金利時代」に突入する可能性がある。

メリー・ウー

Share on LinkedIn
Pocket

お知らせ

  • テンガードからのお知らせ
  • スタッフコラム
  • 株式市場関連
  • よくあるご質問
ダイヤモンド社発行『ダイヤモンドQキュー』にてテンガードが紹介されました!

証券取引委員 (SFC:Securities and Futures Commission) の Type 4, 9 のライセンスを取得しているファイナンシャルアドバイザーです。

香港強制性公積金計劃管理局 (MPFA: Mandatory Provident Fund Schemes Authority) の正規取扱代理店です。

香港保険業監管局 (IA: Insurance Authority) に正式登録されているライセンス保有代理店です。