米大統領選挙の日が目前に、株式市場は変動続く

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米大統領選挙の日が目前に、株式市場は変動続く

[2020年10月28日]

NYダウ指数

米国株は引き続きボラティリティが高く、50日移動平均線でしばしサポートが見られる。新たな経済対策はまだ協議中で、11月3日までに成立する可能性があり、株式市場の安定化効果が期待される。米大統領選に関しては、世論調査ではバイデン氏が優勢となっているものの、いずれの候補者が当選しても11月3日以降も米国内は社会情勢が不安定となる可能性があり、株式市場の先行きにとって足かせとなりそうだ。また、米国株が決算期に入り、企業の決算発表が大方予想通りとなっており、市場は引き続きテクノロジー企業の決算に要注目。米国株のマーケットは今後も様子見の態度を維持、上値抵抗線は29,000ポイントに。

香港ハンセン指数

今週のハンセン指数は、米国や中国の株式市場よりも堅調に推移。先週金曜日には主に従来型の金融銘柄を中心に牽引されて25,000ポイントに迫る24,918.78ポイントで取引を終了したが、テクノロジー株は低調に推移した。今週の香港株の好パフォーマンスの主な要因は、主にアリグループの上場が進展したことによるもの。11月5日に上海と香港で重複上場する見込みで、親会社のアリババは今週300ドル台を突破して303.8ドルとなっている。テクニカル的には、HSIは3日連続で100日移動平均線を割らずに推移。過去2回の高値の1つはより高値、もう1つはより低値であることから判断すると、HSIの次の高値は25000付近になると予想される。この先HSIが25,000を突破維持できるかを観察。突破できれば上値25,200へ上昇の見込みあり。反対の動きとなれば下値支持線は24,500前後と予想。

米30年債利回り

最近の米国債利回りは、中国や日本などの市場ファンドによる米国債の保有量の減少を主因に反発。 また、米大統領選ではバイデン氏がトランプ氏をリードしている。バイデン氏が選出された場合、連邦準備制度へのQEの規模縮小と、財務省に財政計画強化を要請するとみる報道もある。同時に、バイデン氏が当選すれば、政治的な不透明感が少なくなり、市場は比較的安定するとの見方を示している。しかし、現在FRBはゼロ金利政策を維持しているため、利回り上昇の余地は限られており、大統領選挙の結果を前に30年物の米国債利回りは1.66%前後で上下動することが予想される。

メリー・ウー

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