- テンガードホールディングスリミテッド
スタッフコラム
[2021年2月5日]
香港ハンセン指数
ハンセン指数の1月は累計1,052.58ポイント(3.87%)高の28,283.71ポイントで取引を終えた。一旦は30,100の大台を突破したが、残念ながら様々な要因により持ちこたえられず、高値を更新した後はすぐに反落。直近4取引日で1,875.3ポイント(-6.22%)の下落となり、60%の下げ幅となった。テクニカル的には、20日線を下回り、アイランド・リバーサルを形成しており、短期での迅速な上昇には不利となっている。下落の理由としては、快手科技や心通醫療などの新規株式公開により大量の凍結資金が発生し、市場の流動性が低くなったことや、米国のヘッジファンドがポジションをカバーするために売りを入れた影響などが挙げられる。ただし中国本土資金の流入は止まらないため、今回のハンセン指数の調整には時間はかからないと思われるが、今後は28,800~29,300にできた窓を埋める必要があり、より強い再浮上にはより大きな取引額が必要となる。短期的には29,300ポイントまでの上昇、28,000ポイント付近がサポートラインとなる見込み。
上海総合指数
上海総合指数は1月全体で10ポイント(0.29%)上昇の3,483.07ポイントで取引を終えた。一旦3,600の壁を突破し、3,637.10ポイントまで上げたが、中国国内における金融政策引き締めに対する市場の懸念から、すぐにそれまでの上昇幅を消し下げ、3,600と3,500の大台を割り込んた。テクニカル的には、10日線への下げを試み、最終的に維持した。ただし、上方に多くの移動平均線があり圧力となってトレンドを弱くしている。10日線を割った場合、過去のトレンドに基づいた最も悲観的な見解では、3,400ポイントにある100日線まで下がり、そこでサポートを見つける可能性。中国国内マーケットの流動性状況を注視する必要あり。今後は、上値抵抗線は3,600ポイント、下値支持線は3,400ポイントの見込み。
米国ナスダック指数
ナスダック指数は1月において、3つの米国株主要指数の中で最高のパフォーマンスを発揮し、448.88ポイント(3.48%)上昇した。主に大手ハイテクIT企業の四半期決算発表に対する期待感から、記録的な高値を更新し続けた。しかし、米国の個人投資家が仕掛けた株価戦争により、機関投資家はショートポジションをカバーするために売却の必要あり。このため、含み益を得ている銘柄への売り圧力が強くなっていり。短期的にはナスダック指数の上昇は不利に。これまで何度も20日線でサポートされてきたため、下値支持線は20日線の13,100ポイント付近に。もし、これを割り込むと下げがすすみ、100日線の12,000ポイント付近で底をさぐることになろう。
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