- テンガードホールディングスリミテッド
CEOメッセージスタッフコラム
[2014年8月29日]
さて今回は香港ドルではなく、連動している通貨-米ドル-について討論してみましょう。
米ドルについて話をする上で、まずは以下の米ドル日足チャートを見てみましょう:
日足チャートでは、米ドルは過去数年に渡り反発の動きが示されていますが、だからといって最近の好転において、まだ過信はできません。
週足チャートを見てみますと、米ドル相場の好転がより明らかで、現在はすでに前回の高値突破を待つのみの状態となっています。
ファンダメンタル分析の面では、米国の量的緩和の終了が近づくにつれ、最後的に米利上げ予想も出てきており、残るは時間の問題のみとなっております。
アジア地区においては、2大通貨が経済動力を支配しており、そのひとつは人民元、もうひとつが日本円です。
日本円では、日本の経済指標が再び下向き、高齢化問題も解決できておらず、加えて先行きを牽引する経済政策も大まかな方向性に変化が見られない状況となっており、日本円が強く転換することは難しいでしょう。
人民元では、中国はすでに以前のように力強い経済増長スピードを諦めたことから、経済成長の鈍化が暗示されています。加えて民間の資金はひっ迫し、再び金利を引き上げる機会を持てば経済を死に追いやってしまいます。このため、人民元上昇の流れは、いつ変化が起きてもおかしくはありません。
この先数年、米ドルは強いトレンドと、大きなドル安をもたらす可能性を大いに有しています。このような状況ですから、早期に資産を米ドルによる貯蓄へ置き換えることが、実に重要な資産管理の第一歩となるのです。
テンガードホールディングス CEO リッキー・ガン
証券取引委員 (SFC:Securities and Futures Commission) の Type 4, 9 のライセンスを取得しているファイナンシャルアドバイザーです。
香港強制性公積金計劃管理局 (MPFA: Mandatory Provident Fund Schemes Authority) の正規取扱代理店です。
香港保険業監管局 (IA: Insurance Authority) に正式登録されているライセンス保有代理店です。