米国株は調整終わらず 香港ハンセン指数は外部要因次第

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米国株は調整終わらず 香港ハンセン指数は外部要因次第

[2018年11月8日]

米国株は調整終わらず

チャート上では、指数は過去1カ月間の調整を経て、2つのデッドクロスを形成。100日線を割った後も大きく続落、テクニカルではサポートラインの25,000ポイントを下回っている。経済面では、世界的な貿易環境の悪化に企業は苦しんでおり、先だって公表された業績の大部分は満足のいくものではなかった。市場の今後の課題は度重なる懸念であり、さらには26,700ポイント付近のダブルトップ形成も疑われる。短期的なリバウンド圧力は比較的高い。 現時点で24,000ポイントがサポートラインとなる。

 

 

中国政府の市場救助策は力及ばす

チャート上、上海総合指数は今年6つの窓開け下落が発生している。これはテクニカルにおいて強い下降トレンドを示すものだ。中国政府による数回の市場救済政策はほとんど効果が出ておらず、市場の基本的な資本連鎖問題が未解決であることが要因となっている。また、全体的な経済環境がますます厳しくなっており、来季の回復もまだ圧力が残るだろう。

 

 

香港ハンセン指数の先行きは米中次第

チャートから分かるように、香港ハンセン指数は現在下降トレンドにあり、今月は米中の株式市場が振るわない中、2つの窓開け下落が発生し、絶不調だ。市場の見通しは、主に外部要因次第となる。米中が回復さえすれば、ファンダメンタル面がサポートとなり反発するはずだ。

テンガード ファンドリサーチ アナリスト ウィニー・リョン

ウィニー・リョン

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