株式市場のトレンド定まらず、貿易戦争懸念が圧力に

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株式市場のトレンド定まらず、貿易戦争懸念が圧力に

[2018年5月9日]

ハンセン指数はトレンド転換待ち

チャート上、今年の累積下落幅が縮小しつつあることがわかる。貿易戦争の影響でまだ上方突破できていないものの、企業のファンダメンタルズは依然安定的。この先は中米交渉の確実な結果が出るまで、30,000ポイント付近を徘徊するだろう。

 

ナスダック指数の調整まだ終わらずか

チャート上から指数がここ数週間である程回復し、20週線を再び上回ったことがわかる。しかし4月からMSCIとRSIが相反する動きとなっている点に注意。調整圧力がまだ終わっていないことを示している。この先中米交渉後の貿易政策が指数の続伸をサポートできるかどうかに注目。

 

上海総合指数は続落

上海総合指数は4月の下降トレンドにおいて2つのデッド・クロスを形成したものの、最終週には同時に相場の転換を示す十字線が出現。テクニカル分析上、この先は下方動力がやや大きいものの、トレンドは依然として転換待ち。中米の交渉が好材料をもたらすかどうか、指数の下落が上昇へ転ずる刺激が必要となる。

テンガード ファンドリサーチ アナリスト ウィニー・リョン

ウィニー・リョン

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