- テンガードホールディングスリミテッド
スタッフコラム
[2019年1月11日]
資金は株から国債へ
ここ数週間で米10年債は続けざまに20週、50週、そして100週移動平均線を割りこんでいる。今週は更にやや強めの支持線2.6%も割り込んだ。類似した状況が2年、5年、そして30年債にも現れており、市場全体が短期経済への自信不足による保守的な資産配置となっていることが示される。今後、自信回復によりふたたび2.6%以上の水準にならなければ、短期でまず2.5%が支持線になるとみられる。
金価格は1,300ポイントめざす
通常は金価格と米ドル為替指数は相反する動きとなり、一方が上昇すれば一方が弱化する。しかし現在米ドルはFRBによる利上げを背景に95ポイントを維持しており、その上で金価格がチャート上強勢を示していることから、2つの市場に同時に大量の資金が流入していることを表している。現在、金価格の抵抗線は1,300ポイントに位置しており、突破できれば次は1,360ポイントを試みるだろう。
ドル円は重要ラインとなる105円付近へ
チャートの動きから、明らかに最近の市場における不安情緒、経済圧力そして不確定要因の影響を受けていることがわかる。資金はリスク回避のため円に大量流入し大幅な円高へ、1ドル105円の水準となっている。この先105円以上を回復し、円安の流れとなるかを観察。反対の動きとなるならば、ドル安の流れは100円台で支持を得られる見込み。
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