米中交渉の枠組み決まるも、 株式市場は調整続く可能性

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米中交渉の枠組み決まるも、 株式市場は調整続く可能性

[2019年2月26日]

ハンセン指数は重要ポイントで調整入りか

ハンセン指数は先週買われすぎゾーンを脱した後、折りたたみスマホの販売及び米中交渉の前進への期待感が牽引し重要ポイントとなる28,500を突破、短期で29,000ポイント突破するサポートとなろう。しかし現在指数とRSIのヘッドの位置が相反しつつも、同時にMACDが動力の弱化を示している点に投資家は注意が必要。期待感による高騰を織り込んだファンダメンタルズは依存さほど強くなっておらず、この先後場は定量分析で見ると抵抗線は28,800ポイントとなり、調整に転ずる可能性がとても高い。

 

S&P指数は歴史的抵抗線に

チャートの示すとおり、指数は12月の下落幅を全て埋めた後、重要抵抗線となる2,800ポイントに近づき頭をもたげる動きに転じている。テクニカル分析上、現在2つのゴールデンクロスがあるものの、RSIとMACDにいずれも動力弱化の兆しあり。最新のリポートによると米耐久財受注統計も市場の予想を下回り下落を示す。この先の指数は2,800を突破し維持できない場合、2,700ポイント付近を支持とする下落の動きとなろう。

 

上海総合指数はまだブル相場にならず

年頭からこれまで主に5G及び携帯電話設備セクターそして米中対談への期待感が12%以上の大幅上昇を牽引し、一挙に2つのゴールデンクロスと明確な窓開け上昇も形成され、1年近くの下降トレンドが終結。しかし、ここ1週間のMACDの上昇動力がある程度減速し、かつ米中交渉が合意書の起草に入ってるものの依然として確定していない点に投資家は注意が必要。この先は2,800ポイント付近で大きな抵抗線にぶつかる可能性。

テンガード ファンドリサーチ アナリスト ウィニー・リョン

ウィニー・リョン

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