FRB利上げを実施

[2016年12月19日]

弱気相場に近づく金

（GOLD 金価格）

米国連邦準備制度理事会が利上げ実施後、米ドルと米国債利回りが上昇し、金は売り相場となった。テクニカル上、金相場は6月の高値からこれまで18%近く下落し、テクニカル的に弱気相場に近づいた。20週移動平均線が50週線を下抜いてデッドクロスを形成しており、下落相場が続く恐れあり。米ドル高が続く状況で、この先金価格は2015年7月の低値を探る可能性。

牽引される欧州株式市場

（STOXX600）

最高値となったユーロ圏の12月製造業PMI、及び、米FRB利上げが世界的に銀行株を上昇させたことを受け、ストックス欧州600指数は抵抗線を上方突破した。テクニカル上、指数は前期の重要抵抗線である350ポイントを既に突破しており、RSIも強気に、MACD指数でも週足でゴールデンクロスを形成している。引き続き上昇相場となる見通し。

保険資金投資規制のマイナス影響受ける中国Ａ株

（SSEC 上海総合指数）

最近、保険資金による株式買い占めに対し、中国保険監督管理委員会が規制を行っており、Ａ株は資金面で短期的にダメージを受け反落している。テクニカルでは、指数が陰線で今週の相場を終えた。しかし、3,110ポイント付近には多くの平均線が重なりサポートとなっており、通常簡単に割り込むことはないため、この先短期内に3,110ポイント付近で小幅反発が出る可能性あり。