- テンガードホールディングスリミテッド
スタッフコラム
[2014年9月17日]
第2四半期のドイツ経済に後退が見られ、現地経済の低下の兆しが反映されている。経済見通しが再び悪化したことで、ドイツ株の上値抵抗線は現在の水準で抵抗を受けると見られる。チャート上、DAX指数は10000ポイント付近でトリプルトップを形成しており上方突破は難しい。指数は9800付近で強い抵抗が見られ、9400が目下のサポートラインとなろう。
米利上げ及び欧利下げの動きの中、ユーロ相場は対USドルで下落が見られる。米利上げ時期は不明であるものの、いずれは確実に利上げとなるため、利上げ予測の動きが資金の米国流入を触発し、引き続きユーロ相場の重石となろう。チャート上、ユーロ指数の重要サポートラインは127.5付近。
年明けから現在に至るまでフィリピン株は好転が続いており、総合指数は上昇トレンドまっしぐらの相場となっている。現在の強勢からいくと、今後は昨年5月の高値7400ポイントを試みる見込みがある。上昇トレンドの底はすでに7000を上回っており、たとえ利食い売りの相場となっても、7000付近に基本的なサポートが見込める。
フィリピン株と同じくタイ株も年明けから好転が続いており、不安定な政局もまだ株式市場にダメージを与えていない。情勢が静まるにつれ、タイ経済には好転の兆しが現れている。チャート上、タイ株は上昇トレンドを形成し、今後は1600ポイントを試みるであろう。
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