投機資金はリスクヘッジ資産へ、市場は不安消えず

- テンガードホールディングスリミテッド

トップページ » スタッフコラム » 

スタッフコラム

投機資金はリスクヘッジ資産へ、市場は不安消えず

[2018年9月10日]

金価格の回復に抵抗あり

チャートから、金価格が3月から続落し、8月末には2つのデッドクロスを形成、さらには一年ぶりの底値を更新していることがわかる。テクニカル分析上、下落幅から計算して、短期での回復水準は1,263ポイント付近となる。しかしもしこの先薄商いとなる場合、金価格は引き続き底値を探る動きとなる可能性に注意が必要。

 

 

10年債利回り3%突破ならず

貿易戦争の影響を受け、世界的に資金が米国債に流入しリスクヘッジの動きを見せるものの、米国債長期利回りは3%の節目で圧力を受けて突破ならず。この先の動きは、世界的な経済成長が市場の懸念を緩和させ、資金が株式市場へと流れを転換させられるかどうかが決め手となるだろう。

 

 

香港ハンセン指数の先行きは上海総合指数で見極め

香港ハンセン指数は中国本土の株式市場の影響を受け、20・50・100週移動平均線を相次いで下方突破している。短期先行きは出来高とあわせて100週線を維持できるかを要観察。もし維持できれば、100週線が支持線となり、28,000ポイントへの上昇が見込める。長期的にはなおも中国本土資金の懸念緩和による株式市場の回復および貿易戦争の進展が左右することになろう。

テンガード ファンドリサーチ アナリスト ウィニー・リョン

ウィニー・リョン

Share on LinkedIn
Pocket

お知らせ

  • テンガードからのお知らせ
  • スタッフコラム
  • 株式市場関連
  • よくあるご質問
ダイヤモンド社発行『ダイヤモンドQキュー』にてテンガードが紹介されました!

証券取引委員 (SFC:Securities and Futures Commission) の Type 4, 9 のライセンスを取得しているファイナンシャルアドバイザーです。

香港強制性公積金計劃管理局 (MPFA: Mandatory Provident Fund Schemes Authority) の正規取扱代理店です。

香港保険業監管局 (IA: Insurance Authority) に正式登録されているライセンス保有代理店です。