重要転換点を迎えた株式市場、 債券金利の再上昇で資金引き留めが困難に

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重要転換点を迎えた株式市場、 債券金利の再上昇で資金引き留めが困難に

[2022年5月4日]

上海総合指数

上海総合指数は2,974.73ポイントで4月を終えた。2ヶ月連続の下落となり、最大で15%近い下落となった。 20週平均線が100週平均線に触れ、これは長期投資家にとって重要なタイミングとなっている。RSIは大きく売られすぎに、下影線が実線の2倍以上の長さになっており、理論的には、市場は底を打ち、反発するはずである。

ダウ・ジョーンズ・テクノロジー指数

ダウ・ジョーンズ・テクノロジー指数は20ヶ月移動平均線を下回り、一時3,877.86ポイントで取引を終えた。市場の方向性を決める上で、特に次の変化が重要となる。2020年のトレンドに似て見えるRSIに基づき、もし、底打ちを完了できれば、4,000ポイントに戻る可能性がある。

米国5年債利回り

米国5年債利回りは2.86ポイントと、月間で最大10%を超える上昇幅で取引を終了。米国債券利回りは全年限で上昇を続け、全体として、中期で小幅な逆イールドがまだ見られる。債券市場における資金流出や大幅なインフレ継続が、株式市場に一層の刺激を与えるものと思われる。

フェー・チャン

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