原油価格回復が世界の投資ムード押し上げとなるか
－ テンガードホールディングスリミテッド
スタッフコラム
原油価格回復が世界の投資ムード押し上げとなるか
[2016年2月25日]
原油価格は短期で上下変動のトレンドに
(WTIC原油先物)
サウジアラビア、ロシアなどの産油４カ国は原油増産凍結の合意に至り、加えてイランも支持を表明したことで、原油価格は回復反発を見せている。しかし、これはあくまでただの産油凍結協議であり、そのうえ、世界経済が今なお下落圧力を受けている事から、まだしばらく原油価格が長期上昇トレンドに乗るのは難しいだろう。短期的に、原油価格は27～35ドルの間で推移すると見られる。
中国A株は「ベビーボトム」守れば3,000試せるか
(SSEC 上海総合指数)
春節休暇の後、Ａ株は反発上昇。上海総合指数は2,850ポイント（ベビーボトム、嬰児底;底値水準のこと）の上へ回復。ベビーボトムを下回ることがなければ、上昇の動きは続けて3,000ポイントを目標に挑戦する見込み。中国本土は来月初めに両会を控えており、両会の結果が短期で市場相場を主導するだろう。
ハンセン19,000守れば継続上昇の可能性
(HSI 香港ハンセン指数)
世界の金融市場でリスク選好度が高まるにつれ、香港株が反発し、ハンセン指数は10日および20日移動平均線を突破。現在、10日および20日移動平均線が19,000ポイント付近で、今後の相場は19,000ポイントが分岐点に。もし19,000を割り込まなければ、相場は続伸の見込みあり。
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